生まれてきてくれた赤ちゃんとがんばったお母さんとの絆を深くし、双方の心と体に良いとされる取り組みを積極的に行っています。特に母乳哺育とメンタルヘルスケアに力を入れています。 入院生活は出産や手術で疲れた身体を癒しながら、新しい子育てをスタートするとても大切な期間です。 出産から入院中、そして退院後の各段階を通して満足のいく子育てができますよう、スタッフがきめ細やかにサポートさせていただきます。
赤ちゃんにもお母さんにも異常なく、自然に陣痛が発来して、経腟的に出産できることをいいます。
自由な姿勢で出産することをいいます。
自然分娩が難しいと判断した場合に、開腹し子宮を切開して出産する方法です。出産中に、状態によっては急に帝王切開に切り換わることがあります。
また、当院では、一度帝王切開で出産された方や骨盤位の方はあらかじめ手術予定日を決めての帝王切開での分娩となります。
出産中に赤ちゃんの状態が不安定になるなど急いで出産を終わらせる必要がある場合に、医師が吸引分娩装置や鉗子などの器具を用いて赤ちゃんをとり出す方法です。
産まれてすぐの赤ちゃんをお母さんの胸に抱っこさせて、体温でゆっくり温める方法です。
肌が直接触れ合うのでお母さんと赤ちゃんの間に深い絆や安心感が生まれ、母乳育児にも効果があるといわれています。
赤ちゃんに目を配り、足底に酸素飽和度モニタリングのセンサーをつけ、赤ちゃんのちょっとした変化にも気づくことができるよう安全性には最大限の配慮をしています。
出生後間もない時期は、お母さんと赤ちゃんの絆をつくるとても大事な時期であるため、当院では早期母児同室を実施しています。
出産後2時間経過し、お母さんと赤ちゃんの状態が良ければ、ご希望に応じ一緒に病室に帰り、すぐに赤ちゃんのお世話をしていただいております。
帝王切開の方の場合も、様子を見ながら1日目、または2日目から母児同室としています。
母児同室は母乳育児の成功につながるとともに、赤ちゃんといつも一緒にいられるため、赤ちゃんとの生活に早く慣れ、入院中に育児を身につけることができます。
入院中は赤ちゃんのベットの呼吸センサーを使用し、安全に行えるよう24時間サポートいたしますので、心配なことは何でもご相談ください。
母乳は赤ちゃんにとって一番自然な栄養源であり、赤ちゃんが成長するのに必要な栄養がすべて含まれています。
母乳育児は母と子の両方の健康によく、授乳することで母と子の心が豊かになります。
母乳育児が長く続けられるようにサポートいたします。(入院中は、状況に応じて搾乳や粉ミルクを使用することもございます。)
お母さんのからだの回復はもちろんのこと、ぜひ押さえておきたい赤ちゃんのお世話のポイントをより多く経験しながらお過ごしいただけます。ご希望の方には沐浴実践の機会もございます。なお退院は、退院日の朝食後、午前中までにお願いしております。
>産後のからだと赤ちゃんの変化
・経腟分娩…産後5日目の退院
・帝王切開…手術前日夕方入院、術後7日目の退院
※出産日・手術日を0日とします
当院に洗濯室はございません。洗濯サービスは有料で行っております。どうぞお気軽にスタッフにお問い合わせください。
小児科医による赤ちゃんの診察を行っております。日程は出産後にお知らせいたします。
赤ちゃんの先天代謝異常の有無を調べる検査法の一種で、従来から行われてきたガスリー法に比べて、検査できる疾患が6から20に増えます。公費負担となっております。
タンデムマススクリーニング検査にあわせておすすめしています。
ライソゾーム病5項目(ファブリー病、ポンペ病、ゴーシェ病、ムコ多糖症Ⅰ型、ムコ多糖症Ⅱ型)の検査を追加で行います。ご希望の方はスタッフにお声掛けください。
詳しくはNPO法人 IBUKIのホームページにてご確認下さい。
先天的に聴覚障害を持つお子さんは1000人に1~3人いるといわれています。
聞こえの問題は言語発達や知能発達の遅れにつながるため、できるだけ早く発見し、治療や訓練、補聴器を装着することで言語発達の遅れを防ぐことができます。
当院では全員に専用の機器を使って検査しております。