妊娠中は通常の健診のほか、妊産婦の方の健康管理を行います。産前は、独自の母親学級を開催し、出産時の具体的なアドバイスを行います。 退院されてからも、助産師による電話訪問(お電話で様子をうかがいます)や2週間健診・1か月健診を実施し、お母さんや赤ちゃんと密にコンタクトをとっています。
妊娠していることがはっきり分かるのは、妊娠5~6週目です。
妊娠したかな?と思ったら、まずは受診をしてみましょう。
エコー検査や尿検査で妊娠の確認を行います。正常妊娠の場合は、超音波検査などで妊娠の有無や状態を確認します。
妊婦健診は、妊婦さんと赤ちゃんの健康の状態を知るために必要な大切な健診です。
基本健診(問診および診察、血圧、体重、検尿、児心音聴取、保健指導等)に加えて超音波による胎児計測を毎回行い、胎児の発育状態をチェックします。 さらに、時期を定めて(通常2回)赤ちゃんに重大な異常がないかを調べる胎児超音波スクリーニング検査を行っています。4Dエコー動画の録画(有料)をご希望の方は受付までお声掛けください。
出産予定日がわかったら、当院オリジナルのマタニティカレンダーをお渡しします。
日付と週数に合わせ、健診の目安が一目でわかるカレンダーです。
妊娠19週頃、30週頃、エコー室で胎児超音波検査(胎児超音波スクリーニング検査)を行います。時間をかけて主に赤ちゃんの頭部(顔面を含む)・胸部(心臓を含む)・腹部・胎盤・臍帯を観察します。出生前または出生後から専門的な管理を必要とするような重大な異常がないかを調べます。
当院に通院中の方を対象に、妊婦さんの肌荒れ、赤ちゃんのスキンケアの相談などを女性の皮膚科専門医がお伺いします。
毎月第2土曜の午前中に行っています。詳細は、診察時にスタッフにお声かけください。
認定心理師による”こころの相談”を行っております。心理士の在中は不定期ですのでスタッフにご確認ください。
ダウン症を代表とする胎児の染色体異常の検査には、血液検査によるスクリーニング(クアトロテスト)と羊水検査による確定診断があります。
いずれも妊娠15週頃に行います。当院では、血液検査を行っております。羊水検査をご希望の場合は、専門のクリニックにご紹介いたします。
なお、新型出生前診断については専門の施設をご紹介いたします。
里帰りの場合も予め受付で分娩予約の手続きを妊娠20週までにお願いいたします。
ご家族など代理の方でも結構です。
ご予約時に受付にて下記をお伺いしております。
1.妊婦氏名 2.住所 3.生年月日 4.分娩予定日 5.初産・経産の別 6.実家の住所と電話番号
妊婦の方がご加入されている医療保険者に、直接当院が代わって出産育児一時金(給付額42万円)を請求する制度です。
当院は産科医療補償制度加入施設です。この制度は、分娩に関連して発症した”重度脳性麻痺”の赤ちゃんが速やかに補償を受けられる補償制度で、個人加入はできません。医療機関単位の加入のため、当院で出産される方は全員加入となります。詳しくは、妊娠20週台の助産師妊婦健診時にご案内しております。
保険診療により医療費が高額になった時に、「限度額適用認定証」を窓口で提示していただくことで窓口での支払いを減らせる制度です。保険診療分の自己負担額が限定額の上限までで済みます。この上限は、年齢や収入によって異なります。帝王切開で入院の場合は
診療内容によっても変わりますが、この制度を利用されることで窓口負担額を数万円減らす*2ことができます。限度額適用認定証の申請については、保険者(保険証オモテに書かれています)の窓口かホームページ、もしくは職場の保険担当窓口にお問い合わせください。
*1 原則、出産(分娩)費用は自費診療ですが、高額な保険診療(帝王切開等)となる場合に適応となります
*2 適用区分によって異なります