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ブライダルチェックを受ける人の割合|検査内容・費用・受診時期の目安

結婚や妊活を考えるとき、ブライダルチェックを受けるべきか迷っていませんか。実際にどれくらいの方が受けているのか、検査内容や費用、受けるタイミングがわからず、判断しづらいと感じる方は少なくありません。

ブライダルチェックは、妊娠や出産に関わる健康状態を事前に確認できる検査です。受診の状況や検査内容、費用の目安を知っておくと、自分たちに必要かどうかを判断しやすくなります。

この記事では、ブライダルチェックを受ける方の割合や男女別の検査内容、費用と助成制度、受診のタイミングまでを紹介します。結婚前や妊活前の準備を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

ブライダルチェックとは

ブライダルチェックは、結婚や妊娠を考えている方が受ける任意の検査です。妊娠・出産に影響する可能性のある病気やリスクを早めに把握し、今後の健康管理や家族計画に役立てることを目的としています。

検査を受けることで、自覚症状のない病気が見つかることもあります。たとえば性感染症や子宮・卵巣の疾患、甲状腺機能の異常などは、自覚がないまま経過することが少なくありません。早い段階でわかれば、治療や経過観察を始める時期を検討できます。

一方で、検査を受ければ将来の妊娠が保証されるわけではありません。結果はあくまで現時点の状態を示すものです。わかることとわからないことを理解したうえで、必要な検査を選ぶことが大切です。

ブライダルチェックを受ける人の割合

ブライダルチェックへの関心は年々高まっていますが、実際にどのくらいの方が受けているのでしょうか。受診の状況や、受ける方・受けない方それぞれの考え方を見ていきましょう。

受診割合の目安

ブライダルチェックの受診率について、公的な大規模統計は多くありません。民間の調査がいくつか行われていますが、調査の対象や「ブライダルチェック」の定義が異なるため、結果には幅があります。

おおむね2割から4割程度という数字が示されることが多く、婦人科検診や健康診断を含めて集計した場合は割合が高くなる傾向があります。ただし、これらは調査ごとの前提が異なるため、単純に比較できるものではありません。

数字そのものよりも、自分たちにとって必要かどうかを考えることが大切です。年齢や妊娠を考える時期、これまでの健康状態によって、必要性の判断は変わってきます。

関心が高まっている背景

ブライダルチェックへの関心が高まっている背景には、社会的な変化があります。平均初婚年齢の上昇や第一子出産年齢の高年齢化により、妊娠や出産に関する情報を早めに知っておきたいと考える方が増えました。

不妊治療が保険適用となり、妊娠に関する情報が広く共有されるようになったことも影響しています。SNSや体験談を通じて検査の存在を知り、受診を検討する方も増えているようです。

また、プレコンセプションケアという考え方が広まりつつあることも背景の一つです。これは、妊娠を考える前の段階から、性別を問わず健康管理に取り組むという考え方で、国や自治体も普及に取り組んでいます。

受けないという選択

一方で、ブライダルチェックを受けないという選択をする方もいます。費用がかかること、必要性を感じないこと、結果を知ることへの不安などが理由として挙げられます。

「もし何か見つかったらどうしよう」という気持ちから受診をためらう方もいるでしょう。すでに定期的に婦人科検診を受けている場合や、当面妊娠を考えていない場合は、優先度が高くないと判断することもあります。

受けるかどうかに正解はありません。ご自身やパートナーの状況、これからのライフプランを踏まえて考えることが大切です。迷う場合は、どの検査が自分に必要かを医療機関で相談するという方法もあります。

男女別のブライダルチェックの検査内容

ブライダルチェックの内容は、男女で異なります。検査項目は医療機関によっても違うため、受診前に確認しておきましょう。

女性の主な検査項目

女性の場合、子宮や卵巣の状態を確認する超音波検査、性感染症の検査(クラミジア、梅毒、HIVなど)、血液検査による貧血や肝機能・腎機能の確認、風疹などの抗体検査、子宮頸がん検診が主な内容です。

風疹の抗体検査は特に重要です。妊娠初期に風疹に感染すると、赤ちゃんに影響が及ぶ可能性があるためです。抗体が十分でない場合は、妊娠前にワクチン接種を検討できます。ただし、接種後は一定期間避妊が必要になるため、妊娠を考える時期から逆算して受けることが大切です。

希望に応じて、卵巣内の卵子の数の目安を知るAMH検査を追加できる医療機関もあります。なお、AMH検査でわかるのは卵子の数の目安であり、卵子の質や妊娠のしやすさを示すものではありません。数値だけで判断せず、医師の説明を受けたうえで結果を受け止めることが大切です。

男性の主な検査項目

男性の場合は、精液検査(精子の数、運動率、形態など)と性感染症の検査が中心です。あわせて、血液検査で全身の健康状態を確認する場合もあります。

精液検査の結果は、体調や検査時の状況によって変動することがあります。一度の結果だけで判断せず、必要に応じて再検査を行うこともあります。検査前には一定期間の禁欲が必要になるなど、事前の準備が求められる場合があるため、医療機関の案内を確認しておきましょう。

性感染症は自覚症状が出にくいものもあり、気づかないうちに感染しているケースもあります。早めに確認しておくことで、必要な治療を受けられます。

ふたりで受診する意義

妊娠に至らない原因は、女性側だけにあるとは限りません。男性側に要因がある場合や、双方に関係している場合もあります。そのため、可能であればふたりで受診することが望ましいとされています。

ふたりで受けることで、お互いの状況を共有しながら、これからのことを具体的に話し合えます。どちらか一方だけが検査を受けると、結果を一人で抱え込むことにもなりかねません。

同じタイミングでの受診が難しい場合もあるでしょう。その場合は、それぞれ都合のよい時期に受け、結果について話し合う時間を持つとよいでしょう。

ブライダルチェックの費用と助成制度

ブライダルチェックを検討するうえで、費用は気になるところです。費用の目安と、利用できる可能性のある制度を確認しておきましょう。

費用の目安

ブライダルチェックは自費診療となるため、費用は医療機関が設定します。検査項目によって幅がありますが、基本的な項目で1万円から3万円程度、オプション検査を追加すると5万円程度になることもあります。

医療機関によっては、複数の検査をまとめたコースを用意している場合もあります。何が含まれているか、追加費用が発生する項目はあるかを、事前に確認しておきましょう。

なお、月経不順や下腹部痛などの症状があり、その症状に対する診療として検査を行う場合は、保険が適用されることもあります。気になる症状がある場合は、受診時に伝えてください。

利用できる可能性のある制度

自治体によっては、妊娠を考える方に向けた助成制度を設けている場合があります。

福岡市では、プレコンセプションケア推進事業として、その年度に30歳になる女性を対象にAMH検査のクーポン券を発行し、検査費用と結果説明費用を助成しています(自己負担500円)。対象や申込方法は市の案内で確認できます。

また、福岡市プレコンセプションケアセンターでは、不妊や不育に関することのほか、妊娠・出産や思春期の悩みについて、不妊カウンセラーや助産師などによる相談を受け付けています。検査を受けるべきか迷っている段階でも相談できる窓口です。

制度の内容や対象は変更されることがあります。お住まいの自治体の最新情報を確認しましょう。

費用を抑える工夫

費用の負担を抑えるには、必要な検査を絞ることが基本です。すべての項目を受ける必要はなく、年齢や健康状態、これまでの受診歴によって必要な検査は変わります。

すでに職場の健康診断や子宮頸がん検診を受けている場合は、重複する項目を省略できることもあります。過去の検査結果があれば、受診時に持参するとよいでしょう。

自治体の助成制度が利用できるかどうかも、事前に確認しておきたいポイントです。申請期限が設けられている制度もあるため、早めに調べておくと安心です。

ブライダルチェックを受けるタイミング

ブライダルチェックをいつ受けるかは、その後の選択肢に関わります。時期の目安と、受診前の準備について紹介します。

受診時期の目安

ブライダルチェックは、妊娠を考え始めた段階で受けるのが一つの目安です。結婚前に限らず、妊活を始める前や、将来的に妊娠を希望している段階でも受けられます。

検査で何か見つかった場合、治療や経過観察に時間がかかることもあります。時間に余裕を持って受けておくと、その後の選択肢を検討しやすくなります。風疹の抗体が不十分でワクチン接種を行う場合も、接種後に一定期間空ける必要があるため、早めの受診が役立ちます。

女性の検査では、月経周期によって受けられる項目が異なる場合があります。予約時に月経周期を伝えておくと、適切な日程を案内してもらえます。

受診前に準備しておくこと

受診の際は、これまでの病歴や手術歴、服用中の薬、気になる症状を整理しておくと、問診がスムーズに進みます。女性の場合は、月経周期や最終月経日もわかるようにしておきましょう。

検査によっては、食事制限や禁欲期間など事前の注意事項がある場合があります。予約時に確認し、当日に慌てないよう準備しておきましょう。

結果が出るまでには、1週間から2週間程度かかることが一般的です。結果説明のための再受診が必要になる場合もあるため、スケジュールに余裕を持たせておくと安心です。

結果の受け止め方

検査結果を受け取ると、想定していなかった内容に戸惑うこともあるかもしれません。ただし、結果は現時点の状態を示すものであり、将来を決めるものではありません。

何か見つかった場合も、治療や経過観察によって対応できることは少なくありません。まずは医師から説明を受け、どのような選択肢があるのかを確認しましょう。

反対に、検査で問題が見つからなかった場合も、妊娠が約束されるわけではありません。結果に一喜一憂しすぎず、今後の健康管理に生かしていくという受け止め方が大切です。

まとめ|ブライダルチェックは自分たちに必要かを考えて

ブライダルチェックを受ける方の割合は、調査によって幅があり、おおむね2割から4割程度とされています。ただし、数字よりも自分たちにとって必要かどうかを考えることが大切です。

検査内容は男女で異なり、女性は超音波検査や性感染症検査、風疹の抗体検査など、男性は精液検査や性感染症検査が中心となります。費用は自費診療で1万円から5万円程度が目安ですが、自治体の助成制度を利用できる場合もあります。福岡市では、30歳になる女性を対象としたAMH検査の助成が実施されています。

受診の時期は、妊娠を考え始めた段階が一つの目安です。検査で何か見つかった場合に備え、時間に余裕を持って受けておくと選択肢を検討しやすくなります。

真田産婦人科麻酔科クリニックでは、婦人科診療を行っています。月経に関する悩みや妊娠に向けた体の状態など、気になることがあればご相談ください。検査を受けるべきか迷っている段階でも構いません。福岡市東区で婦人科をお探しの方は、お気軽にお問い合わせください。